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◉2010/10/13◉ 告白・3。
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前回からの続きデス。今回はブタペストでの悲劇を暗示していたかのような、街の銅像集と共にお送りします。


わかった。

この「これだ」っていったおじさんはグルの人だったんだ。
読んでくれてる人はとっくに察しがついてたと思うけど。)


これは素人にはわかりえない、マジック並のテクニックだったんだ。

私がディーラーに気をとられてる一瞬に、この男が瞬時にキャップをすり替えるという。


マジックだったんだ。

あー、馬鹿だなぁ。わたし。
そんなことすぐに簡単に想像できたじゃん。




ディーラーと男達は
「オッツオー!!!」哀れみの声を上げたけど、

「ソーリー!ソーリー!」と笑っていた。

男達も「オーマイガッ」と哀れんだようにいいながらも笑っていた。


そして、そのままプレイは進んでいた。

みんなどんどん大金をかけていった。
そんなプレイがしばし続くと、

ディーラーの手持ちの現金がなくなって、「ノーマネー!ソー、アイ ハフトゥーフィニッシュ!!」と帰って行った。


最後に賭けて勝ってたおじさんは、ディーラーの男の手持ちのお金が足りなかったと見え、「おい、おれ100ユーロ損してるぞ!」と、、しばらく唖然とした顔で怒っていた。

ディーラーが悪いぶれもなく、「ソーリー、ノーマネー!!」と帰っていってしまったので、
おじさんもしばらくにらみながらただずんだあと、
苦虫をかみつぶすように「ちっ」と帰って行った。

彼はグルじゃなかったっぽい。
でも、とにもかくにも彼はこのゲームにはトータルでは多分勝っていた。



勝つことも出来たのか・・?


何がなんだかもはやわからない。


確かなのは、
こんな馬鹿なことに乗ってしまったのが過ちだったということと、
300ユーロ失ったということだけ。






そして、あたしが現金を全てなくしてからおよそ5分後にはそんな感じでみんなさーーーーっといなくなった。

ついさっきまでやんややんやしていたベンチの周りは一気に静寂な空間になった。


私は、まるで映画なんかでよく見るような、犯された後の女みたいに、しばらくボー然と焦点があっていないような顔でベンチに座り込み暫く動けなかった。



Budapest - 038
ブタペストにはたくさんへんてこな銅像がありました。




あっという間に何かを奪い去られたような、そんな喪失感と、ショックな感情で自分は悲しいのか、悔しいのか、もはや自分の感情はなんだかよくわからなかった。
そう、映画なんかでも、何かが急に奪われたりしたあとに、魂が抜けたような顔と、ぬけがらのような体でぼーせんとする演技をよくみるけど、、
本当にそんな感じだった。

本当にこんな風になるんだね。



「うん、痛いけど、
別に死ぬワケじゃないし、
犯されたよりマシだし、
カメラやパソコン盗られるよりもマシだし、
・・・授業料だよ」


一生懸命自分に言い聞かせていた。



となりで一部始終をみていたと思われる、ヨーロッパ人の男子3人が、私をとっても痛いヒトを見るような目で

「Never do again(もうやるなよ)」
「There were 5 guys ..they were group.You can never win(5人いたのは、グルだよ~。勝ってるわけがない。)」とささやくように言い投げて、目の前を去っていった。

「Thanks,Yes I know I'm extreamy stupid.(ありがとう。うん、自分は最高に馬鹿だった)」 と返すと


そのうちの1人が通り過ぎて遠くから「how much did you lose?」と聞いてきたから、


「300ユーロ」と開き直ったように叫ぶと

「OH MY GOD!」と静かに漏らしていた。




「IT WAS MY STUDY FEE!! (授業料だったよー)」とまた開き直ったように叫んでみた。


・・んだけど
「OH MY GOD」 という驚愕したような声は私の心に響き渡り、・・・・その言葉にまた私はぐさりと現実を突きさされたように落ち込んだ。




そしてそのあと、、どのぐらいの時間がたったか覚えていないけど、
またしばらくぐったりとベンチから動けなかった。


Budapest - 041
ブタペストにはたくさん銅像が街に溶け込んでいます。



途中で初めのおじさんを信じていてればよかったのか?
いや、どのみち、あそこでお金をかけていたら同じように誰かがキャップを動かしていたのかも知れない。

何より後悔すべきは、
初めのおじさんへ信頼を持ち越して、自分のなかで全く信頼を積み上げていない次のおじさんを信じてしまったこと。



すごくアンビリーバブルにバカげていた・・。

なんであの時、あんな思考になっちゃったんだろう??




すべてが終わって思い返してみると私は自分でもあきれて捨てたくなるような大馬鹿ミドサー女だった。



ってか、この状況で誰かを信じようとしていた自分の馬鹿さに情けなくなった。




なんでなんで、あたし・・

へんに小さなお金にこだわらずに、今日ウィーンに出ていればこんなことにはきっと巻き込まれていなかったのに。
十数ユーロケチろうとして、300ユーロ失った私は滑稽すぎる。



・・・いや、後悔すべき、反省すべきは、
どのおじさんを信じてれば、、とか、
今日この街を出てれば・・とか


そんなことじゃないんだ!!




そんなことよりも







そもそもなんでこんなことに関わってしまったんだってこと!!



こんな賭事はバカげていて、本当であるはずがないといつも強く思ってる私がなーんでこんな馬鹿なことに関わっちゃったんだろう・・。


ほんと、こんなことをしておいて「はぁ~?」って思われちゃうかもだけど、
お金を初めてだしてしまったときの自分を思うと、それはマジックにかかったような気がしてならないんです。

まるで、「ズィーーーっ」と何かに吸い寄せられてしまったような感じ。



なんでこんなことをしてしまったのだろう。

賭け事なんて本当に苦手で、嫌いで、この手の類のものにも絶対に引っかからないという自身があったのに・・。





私は8年ぐらい前にタイであったカナダ人トラベラーの事を思い出していた。

突然雨が降ってきたので屋根の下に入ったら彼も入ってきて、一緒に雨宿りをした、、、という出逢いだった。

彼は雨と一緒に流されてしまいそうなほど、ぐったりと魂が抜けきったような、、全くエネルギーが感じられない肉体と、完全に生気が抜かれた顔をしていた。



彼はいわゆる宝石詐欺にやられたらしい。
これはタイでは有名な話。


一部始終の話を聞いた。

本当に完璧なマジック並みのトリックだったらしい。


そして、彼は言った


「俺はさ、本当にこんな類のことはほんっとによく知っていて、いつも気をつけていたんだ。
信じてくれ、『こんなことや、あんなこといろいろ奴らはありえない手法でやりやがるんだ。本当に気をつけろ!!』と常に人にこうるさく喚起するような、そんなそんな俺だったんだよ!

・・そんな俺だったのに・・。」


と、むしろ失ったお金よりも、自分自身に大きなショックを受けていたようだった。

彼は涙は流していなかったけど、魂は泣いていたように感じた。



8年前の彼のこの悲痛の念がこもった叫びが自分の中でこだましていた。

8年前の彼の視覚的イメージも何度も自分にフラッシュバックした。


旅で出逢った人の顔も名前も話したことも覚えていないことの方が多いのに、
雨宿りで話しただけの彼のこのセリフはこの8年間何故かはっきりと覚えていた。

それがこんなところで時空を越えて繋がるって事がちょと皮肉でおもしろかった。




今、彼に会ってたら、一緒に酒を飲めるのにな~。


Budapest - 037
有名な俳優さんなんだって~。





ああ、そうだ思い出した。
あれはわたしも1年半の旅が終わる直前にタイのウィークエンドマーケットで買い物しようと、大量にお金おろしていたんだけど、
彼に会ったのは、その混雑したウィークエンドマーケットで買い物する前に財布すられた時だった。
そういえば、その時もいきなりケチり根性出しまくった直後だった・・)

自分も痛いときだったから彼の存在にはちょっと救われたけど、、、でも私は何も彼に気の利いたセリフはかけてあげられなかったなぁ。
自分も財布すられて落ち込んでるんだよ~っ、、お互い様だよ~って傷のなめあい的なセリフしか言えなかった。
そういえば彼は「それとこれとは違う」・・って顔していたなぁ・・)


でも、

今ならすごく理解できる気がするんだ。
同情じゃなくて、傷のなめあいでもなくて。


Budapest - 048
そんなに見ないでください。



こういうことって多分聞いただけの人はみんな大馬鹿だとしか思えないこと。
・・経験したことある人にしか絶対にわからない感情だと思うから。





→相変わらず長いけど続いちゃってもいいですか~?





今日もお付き合い本当にありがとうございます。
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